今回の記事は患者様が支払う自己負担金の集金方法についてご紹介します。
当サイトの読者さんからこんなご質問をいただきました。
「患者さんお金はご家族が管理しているのですが、そのご家族が遠方に住んでいて料金の支払いを口座引き落としにしてほしいと言われました。口座引き落としというのはどうすればいいのでしょうか?」
これはあるあるですね!
自己負担金の集金方法について解説していきますね。
おおまかな作業の流れ
みなさんは1か月の業務の流れはどうされてますでしょうか?
まずは私のおおまかな1か月の業務の流れについてお話ししますね。
1日~10日
レセプトやご家族向けの報告書を郵送。
ケアマネへ報告書を手渡し。
1日~15日
ニュースレターを営業先の居宅へ届ける
16日~23日
再同意書類を作成し医師に届ける
翌月予定表・領収書・レセプト作成
24日~31日
自己負担金の集金・レセプトに印鑑もらう
とまぁざっくりこんな感じでしょうか。
ケアマネさんも我々でいうところのレセプト作業をしており、毎月10日までに役所に書類を提出しないといけません。
なので月初は居宅の事務所にいることが多いですが、ややピリピリしたムードを放っていることがあります。
なのでたまに月初に行くと、「今忙しいから!」と言われてしまうこともあります。
ですが10日前後になると請求作業も終わりケアマネさんもリラックスタイムになっています。
そのタイミングでいくとケアマネさんともゆっくり会話できるのでVIPなケアマネとの営業にはうってつけです。
それで私の場合の集金方法は月末の最終治療日に現金集金と口座振替で行っております。
しかし読者さんのご質問にもあったように現金で集金できない場合は口座振替サービスを利用しています。
口座振替サービス
口座振替とは口座振替会社が患者さんの口座から料金を引き落とし、自分の口座に入金してくれる方法です。
なので患者さんがこちらの口座に振り込んでもらう銀行振込とは違いますね。
業者によっても様々なのですが、ざっくり口座振替を利用するのにかかる料金は以下↓
月額利用料3000円~10000円
引落手数料1件あたり50円~150円
入金手数料500円程度(金額による)
口座振替依頼書1冊1000円程度
が相場となっています。
口座振替の流れ
まず口座振替依頼書という用紙に患者さんのお名前や引き落とす銀行口座などを記入してもらいます。
そしてその口座振替依頼書を口座振替会社に送付し認証してもらいます。
認証が完了したら、請求料金を口座振替会社のシステムに打ち込んで送信
すると口座振替会社が患者さんの口座から料金を引き落としてくれて翌月にこちらの口座に入金してくれます。
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とまぁ口座振替自体は結構簡単に導入できちゃいます♪
あとはコストの部分ですが、月額利用料に関しては利用人数で変わる場合もありますし業者によってさまざま。
また1件ごとの手数料はだいたい100円が相場ですね。
入金手数料とは患者さんの料金をまとめてこちらの口座に入金してくれるのですが、その入金金額によって多少変わります。
口座振替依頼書というのは患者さんに書いてもらう用紙で、それも口座振替会社から1冊(約50部)ごと購入します。
なので口座振替を利用するならば1件2件利用する程度だと、ちょっとコストと見合わないですよね。
どうせ利用するならば全員の患者さん、もしくは10件以上利用するならば導入してもいいかなという感じですかね。
おすすめとしては全員の患者さんを口座振替にするのがいいと思います。
おすすめ口座振替会社
さて、さきほど口座振替のおおまかなコストについてご紹介しました。
きっとそのコストについて「高いなぁ」と感じたかたもいるかもしれませんね。
ですが!!
そのコストがおおはばにお安く利用できる口座振替会社があります!
それがこれ↓
シャープファイナンスという会社であの大企業であるSHARPが運営している集金代行会社です。
なんとこの会社は
月額利用料0円!
請求件数は1件から!
と、口座振替サービスの中では破格の安さと利便性をあわせもっています。
そのため基本は現金集金のあなたも1件から口座振替が利用できるので、とてもハードルが低いですよね♪
銀行振込
口座振替をご紹介しましたが、めんどくさがりなあなたは難しそうだから嫌だというかたもいるかもしれませんね。
その場合は、自分で請求書を作ってこちらの口座に振り込んでもらう銀行振込しか手段はありません。
しかしその場合、振込手数料がかかるので患者さんにはあまり優しくはないですよね。
ただしすべての金融機関ができるわけではありません。
私が普段利用している三菱UFJ銀行はできるのですが、ほかのところはたぶんできないかもです。
あとは振込手数料を料金から差し引いて振り込んでもらう方法もありますが、これは料金の割引行為とみなされる可能性あり。
基本的に医療保険の料金は全国統一で割引行為は禁止されています。
振込手数料をこちらで負担することが割引行為にあたるかは微妙なラインではありますが、念のためご注意ください
総括・まとめ
さて、いかがだったでしょうか。
今回ご紹介したシャープファイナンスの集金代行はとてもお安く、また1件から利用できるのでおすすめです。
記事の中にも書きましたが、すべての患者さんを口座振替にしたほうが管理はとても楽になりますね♪
新しいことをやり始めるというのはストレスに感じるかもしれませんが、こうした取り組みは事業運営には必要です。
また時代はキャッシュレスの方向に進んでいます。
すでに訪問マッサージ業者の中にはpaypayなどのQR決済を導入しているところもあります。
高齢者のスマホ利用率が半数を超えるなか、あなたは一体いつまでアナログなやり方のままでいるのですか?
ここまでで何かわからないことや
不安なこと不明な点等ございましたら
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最後までお読みいただき
ありがとうございました(^^)
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