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訪問マッサージと訪問リハビリの違い

コラム

 

今回の記事では訪問マッサージと介護保険サービスの訪問リハビリとの違いについて解説していきます。

 

ケアマネ営業をしていて「訪問マッサージと訪問リハビリはどう使い分ければいいの?」なんて聞かれたことありませんか?

 

訪問マッサージと訪問リハビリは同じくリハビリやマッサージをサービスとして提供しています。

 

それぞれの違いや使い分けについて、私の考えを述べていきたいと思います。

 

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訪問リハビリとは?

 

訪問リハビリテーションとは理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の人が患者の自宅に伺い、リハビリを提供する介護保険サービスです。

 

実は訪問リハビリって提供主体が2つあるってご存知でした?

 

厳密にいうと訪問リハビリテーションとは病院や介護老人保健施設から理学療法士などが訪問します。

 

つまり医療機関による訪問リハビリですね。

 

もう1つは訪問看護ステーションから看護サービスの1つとして理学療法士などがリハビリに訪問する形式です。

 

医療機関による訪問リハビリと訪問看護ステーションによる訪問リハビリの2種類が存在します。

 

医療機関による訪問リハビリは短期集中リハビリ加算などで3ヶ月間はサービスが提供され、その後は加算が無くなるので切られるケースが多いです。

 

また医療機関による訪問リハビリは退院直後から行われるものがほとんどですね。

 

そのため我々が仕事でよく会う日常的に行われている訪問リハビリは訪問看護ステーションによるものが多いです。

 

医療機関による訪問リハビリは医師の診察が必須のため、患者が診察にいくのがしんどくてそもそもいけない。

 

しかし訪問看護ステーションの訪問リハビリは医師の意見書を看護師がもらってくればそれでOKという違いもあり。

 

余談ですが、、、

 

最近の訪問看護ステーションは看護師ではなく大量に理学療法士を雇って、もはや訪問リハビリテーション状態のところが多いです。

 

国もこれにはさすがに平成30年の改定で規制をかけてましたけどね。

 

こうした介護保険の改定情報にもアンテナを張ってくださいね!

 

なぜならこうした改定はケアマネさんとの会話のネタにもなりますし、ケアマネさんの悩みの種にもなるからです

 

まず営業相手(ケアマネ)との共通言語をもつことは大事です。

 

介護保険についても知識をつけ、改定によって新たに生まれたケアマネの悩みについて共感することで信頼が強まります。

 

訪問リハの改定によってだいぶ訪問マッサージの需要が高まったと個人的には思ってますね。

 

、、、まぁ余談はここで終了。

 

訪問リハビリは介護保険サービスであり、日常生活動作(ADL)の改善を目的として基本的に施術内容はリハビリしかしません。

 

サービス提供時間は20分を1単位として1日3単位(つまり60分)まで提供可能。

 

だいたい2単位請求が多く、料金は1割負担で約700円となっています。

 

さて、この訪問リハビリに対して訪問マッサージとの違いをみていきましょう。

 

訪問マッサージとの違い

 

訪問マッサージは鍼灸師・マッサージ師が患者の自宅に伺い鍼灸マッサージを提供する医療保険サービスです

 

訪問マッサージは医療保険という違いがあり、基本は疼痛緩和を目的として鍼灸マッサージとリハビリを提供します

 

サービス提供時間は法律で決まっているわけではなく業者によってさまざまですが、20分~30分が多いです。

 

料金は往診費込み1割負担で約400円ですね。

 

まず目立つ違いとして介護保険か医療保険なのかというところ。

 

訪問リハビリは介護保険であるがゆえに限度額という縛りがあります。

 

介護保険では介護サービスを無制限に受けることができず、利用できる限度額というのが決まっています。

 

それに対し訪問マッサージは医療保険であるため、利用限度額という縛りは存在しません。

 

そのため日常生活介護によって限度額がいっぱいな患者でも訪問マッサージならサービスを受けれるというのがポイント

 

料金に関してはサービス提供時間によって変わるので一概には言えませんが、訪問マッサージは基本的に1コインなのでお得です

 

さて、このような違いを理解したうえでどう使い分けるかが問題です。

 

訪問リハビリと訪問マッサージの使い分け

代理受領と受領委任の違い

 

両者の違い、そして使い分けですが、これは営業でもよく聞かれることです。

 

ここからは私の考えをお話しします。

 

第一に患者が何を求めているか

 

もし体に痛みがあっても本人に運動意欲があるならば訪問リハビリをすすめます。

 

筋力をつけることで痛みの感じ方も改善するでしょう。

 

もし運動意欲はあるけれど体の痛みで悩んでいるならば、訪問リハと訪問マッサージの併用をおすすめします

 

リハビリはリハビリの専門家であるPTさんに、そして痛みは痛みの専門家である鍼灸マッサージ師が担当するべきです

 

要介護度によって使い分け

 

要介護度は数字が大きくなれば重症度が増してくるのですが、要介護3以上になると介護の度合いもかなり増してきます

 

そうなったときにケアマネさんの悩みとしてリハビリもさせたいけど限度額の問題もあります

 

そこの使い分けの提案としては、

 

介護保険の限度額は日常生活にかかる介護サービスで使い切って、リハビリは医療保険である訪問マッサージに任せるというやり方です

 

要介護度が重くなると、その家族の負担もとても大きいものになります。

 

最近は老々介護も増えましたし、介護疲れから殺してしまったなんて悲しいニュースも多いですよね。

 

家族の負担を軽減する目的でも介護保険は訪問介護などの日常生活サービスで限度額いっぱいまで使い切ってOK

 

足りないリハビリの部分は訪問マッサージで対応することで、患者も家族もケアマネさんもハッピーですよね!

 

要介護度でみて軽度の人ならば訪問リハビリ、または併用、重症の人ならば訪問マッサージという使い分けです

 

正直、この要介護度でみた使い分けが一番理想的だと思っています。

 

我々の業界も取り締まりが厳しくなっているので歩行困難か微妙な患者さんを受け入れるのは危険です。

 

つまり商売的にも胸をはって「この患者は訪問マッサージの対象者だ!」といえる患者を集客すべきです。

 

それにはやはり要介護3以上の人を集客すべきなので、上記のような使い分けが提案できるとベストだと思います。

 

時には引くことも大事

 

鍼灸マッサージ師のなかにはなんでも自分でやろうとする人もいます。

 

リハビリ!マッサージ!!なんでもやります!!!…という人。

 

確かにあなたはリハビリも学びマッサージもできて、なんでもできるのかもしれません。

 

鍼灸マッサージ師はなんでも対応できることが一人前であり、それが一番信頼されるものだと勘違いしています。

 

確かに万能かもしれませんが、決してなんでもできなきゃ信頼されないわけではありません。

 

患者様のために訪問リハビリをすすめたり、また他院をすすめたりすることでもケアマネからの信頼は集まります。

 

そうすることでケアマネさんの頭の中で何か困ったらあなたに聞けばいい、という思考回路が生まれます。

 

いうなればあなたが地域のハブ(中心人物)になることができます。

 

私は業務委託で自分に依頼された患者の施術を他院にお願いしています。

 

多くの鍼灸マッサージ師は自分に依頼された患者は自分がやらなくてはと考えるし、他院に振るのは恥ずかしいと考えます。

 

そんなことはありません。

 

時には引いて他者を紹介することも大事です。

 

総括・まとめ

最後に

 

いかがだったでしょうか。

 

訪問リハビリの知識、また訪問マッサージとの違いや使い分けについて解説してきました。

 

今回、要介護度による使い分けをご紹介はしましたが、もちろんケアマネや患者によって考え方は様々。

 

患者側に立ってみれば料金やサービス提供時間を重視するかもしれませんし、

 

ケアマネ側に立ってみれば施術内容(リハビリ内容)を重視するかもしれません

 

そのため今回ご紹介した方法が決して正解とかではなく、あくまでもケアマネから質問を受けた時の提案の1つです

 

また途中にも書きましたが、相手との共通言語をもつことは非常に重要です

 

介護関連のニュースサイトは定期的にチェックしておきましょう

 

そうすることで共通の話題や共感で信頼も高まりますし、こちらも何か役立つことが見つかるかもしれません

 

すると自然と提案内容も頭に浮かんでくるはずですよ!

 

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