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年賀状は出すな!

コラム

 

さて、年末が近づいてくると年賀状を用意するかたも多いと思います。

 

最近では年賀状を送る方もだいぶ少なくはなりましたが、ビジネスにおいては年賀状はバリバリの現役選手です。

 

そんな年末に近づいたころ読者の方からこんな質問をいただきました。

 

「営業先であるケアマネさんに年賀状って出したほうがいいんですか?」と。

 

今回はこの年賀状の是非について私の考えを述べていきたいと思います。

 

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生命保険会社は年賀状を出さない

 

まったくの別業種ですが生命保険会社のライフプランナーさんに、年賀状の話を聞いたことがありました。

 

ライフプランナーさんはさぞかし多くのお客様に年賀状を作ったりして大変な思いをされているのでは?と私は聞きました。

 

しかし返ってきた答えは「私たち生命保険会社は年賀状を出しません」とのこと。

 

生命保険会社はお客様の「死」に対する商品を取り扱っているため、「死」ということに対して最も敏感でなければならない。

 

そのためお客様のなかに喪中の方がいたら年賀状を送ってしまうことはクレームにもつながるし、信用を失いかねないとのこと。

 

これは生命保険会社のお話しですが、我々の業界においても同じことが言えると思います。

 

年賀状は出さないほうがいい理由

 

我々も高齢者のかたを相手に商売をしているわけですから、この仕事をしていれば患者さんの「死」に直面することもあります。

 

きっとそれ以上にケアマネさんは仕事柄多くの利用者の「死」というものに直面しているでしょう。

 

ケアマネさんと利用者さんは家族ではないため、仮に利用者さんが死んだとしても厳密には喪中ではありません。

 

じゃあ年賀状を送ってもいいのか?

 

…そういうことじゃないですよね。

 

特に12月に入り寒さが増してくると体調を崩す高齢者のかたも多く、最悪お亡くなりになるケースも多いです。

 

厚労省の統計データにおいても12月から1月にかけて高齢者死亡率がもっとも高いです

 

ちなみに原因としては血圧変化によるところが大きいようです。冬の風呂場で急性心筋梗塞とかね。

 

そのためケアマネさんは家族のように親しみのある利用者さんが亡くなった直後である可能性も高いわけです。

 

なのでそこの気配りとして年賀状ハガキは出さないことをおすすめします。

 

出したところで見られない

 

そうは言ってもライバルが年賀状を出しているなら自分もやったほうがいいのでは!?と思うかもしれませんね。

 

安心してください。

 

出したところでまったく印象に残らず見られませんので。

 

みなさんはどのくらいの量の年賀状をもらっているかわかりませんが、大量に届く年賀状1枚1枚を記憶していませんよね?

 

所詮、年賀状を送ったところでそんなもんです。

 

仮に年賀状を出すのだとしても、郵便で出すのではなく直接ケアマネさんに手渡しで届けましょう

 

まだその方が顔をみて手渡せるので印象には残りやすいです。

 

が、それでも年始の挨拶周りをするライバルや介護関係者も多いので、年賀状手渡しも今一歩ライバルを出し抜けてないですね。

 

はり子
はり子

じゃあどうしたらいいの!?

はりすけ
はりすけ

はりすけ流年末年始の二段構えを教えるよ!

年末のハガキと年始のご挨拶

 

まず年賀状は最初にも述べました通り作らなくていいです。

 

しかし何もしないのもビジネス的にはもったいないので、年末のご挨拶ハガキを出します。

 

文面的には

「本年も大変お世話になりました。○○様には○○などしていただき大変感謝しております。このお志事は家族のように大切なご利用者様がお亡くなりになることも多いため、年賀状は控えさせていただきます。何卒、来年もどうぞよろしくお願いいたします。」

 

みたいな感じです。

 

年賀状を送る人は多いですが、このような年末ハガキを送る人はほとんどいません。

 

ちなみにこのやり方は生命保険のライフプランナーさんに教えていただきました。

 

年末ハガキを出す人はほとんどおらず、なおかつ年賀状は控えるという一文で気配りも見せます。

 

これだけでもライバルより印象付けが強くできますし、とても優しい丁寧な人柄を演出することができます。

 

続いて年始のご挨拶ですが、おすすめはタオルです。

 

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↑よくある年賀タオルのご挨拶バージョンです。

 

ご挨拶バージョンであれば、たとえお正月でなくともお世話になっている人や時期に関係なく使えるのでおすすめ

 

もしお金がある程度かけられるのであればタオルに治療院名などを印刷した企業タオルを作るといいですね

 

コストをもう少し抑えたいというかたは、ホッカイロにかわいい柄のメモ紙で本年もよろしくお願いしますと書いたのを貼り付けて渡すなど。

 

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年始に関しては挨拶回りをするライバルや業者も多くケアマネさんも忙しいので、タオルやホッカイロは顔合わせの口実程度ですがそれでOK

 

年末ハガキで誠実な印象を与えつつ、年始でも顔合わせしさらに丁寧な印象を与える。

 

この年末年始の二段構えでライバルの一歩先を行くことができます。

 

総括・まとめ

最後に

 

いかがだったでしょうか。

 

もしかしたらこれを読むまで「そもそも年賀状なんて出してなかったわww」なんて人もいるかもしれませんね。

 

まだまだ施術者が足りないブルーオーシャンな市場ではありますが、気を抜いてはいけませんよ!

 

また今回のケアマネさんへの気配りもそうですが、あなたにとっての当たり前を疑う癖をつけましょう。

 

ビジネスでお世話になっている人に年賀状を送るというのが当たり前、と凝り固まった考えをしていませんでしたか?

 

本当にそれが正しい行いなのか?

相手にとって実は迷惑ではないか?

なにか別の方法がないか?

 

など、今回の年賀状に限らず普段のあなたの行動や考えなどを常に疑うことをしましょう。

 

そうすることで新たに見えてくるものがきっとあるはずです。

 

あなたが治療家としても、経営者としても、またひとりの人間としても成長していくことを願っています。

 

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